この鳥居は、北和田高房神社前にあり、もと山の神の鳥居といわれている。 高さ2.6mのこの鳥居の一番の特徴は、笠木および島木が一石からなり節目がなく、また島木の両端がわずかながら斜めに切られ、ゆるやかな曲線をおびていることである。左の柱に「天文戊戌9月18日(1538)」の刻銘があるので、室町末期の建設であることがわかるが、紀年銘のある鳥居は稀なので大変貴重な建造物である。県指定文化財。 高房神社は、神社縁起に藤原高家、房家をまつるとある。